うさぎの去勢手術

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うさぎの去勢手術

摘出した精巣

様々な動物で去勢手術を行いますが、
犬の場合は精巣腫瘍や肛門周囲腺腫、前立腺肥大の予防がメインです。
猫は精巣腫瘍はまれですが尿石症になりやすいので去勢手術をほとんどの方がなさります。

一方、うさぎの去勢手術はそんなに出番は多くはありません。
精巣腫瘍の場合(稀)
鼠径ヘルニアの場合(稀)
おしっこを撒き散らす行為が目に余る場合(これがもっとも多い)
に限られます。
左右の陰嚢に小さな切開を入れ、そこから精巣を引っ張り出します。
精巣につながる血管などを処理しますが、犬や猫と違い鼠径管が閉鎖していませんので、特殊な術式を取ります。

1週間後に抜糸を行い、その間にカラーなどをする必要はない

手術は日帰りか1泊で行い、エリザベスカラーなどを装着する必要はありません。
1週間後に抜糸を行い終了となります。

尿を撒き散らすのにお困りのかたは若いうちに去勢手術を行えば、改善することが多いです。
精巣腫瘍の場合は当然、取れば根治的な治療となります。
鼠径ヘルニアはオスウサギで比較的多く遭遇する病気です。うさぎは犬猫と違い鼠径管(お腹から精巣が降りてくる際に通る通り道の名残)が成長した後も開いたままです。ここから膀胱が飛び出ることで尿がうまく出てこなくなったり、膀胱内に憩室ができ、そこに膀胱結石が作られることがあります。これを治すには精巣を取ったのち、鼠径感を塞がなくてはいけません。この場合も去勢手術が適用となります。


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 腫瘍科認定医 瀧口 晴嵩