今回ご紹介するのは、
フレンチブルドックの1歳の女の子
おもちゃを噛んで遊んでいたら歯が欠けてしまいました。
そして欠けた破片が抜けずにブラブラと痛々しかったため、外科的処置となりました。
折れた断面は深く、歯髄(神経が走る中心部)がむき出しだったので激痛だったはずです。
歯髄を処理して、焼烙(焼く)して終了。
細菌が侵入することも多いですからね。
取った破片です。
実はこの破折、
典型的なパターンが存在します。
コーギー、ブル系の噛む力の強い犬種
不適切な硬さのおもちゃ、ガム
第一前臼歯の歯折
というパターンです。
歯折は丁寧に対応する必要があり、最近の侵入が怖いですし、痛みが強いです。
ですが、基本的には歯折を起こさないようにするのが原則です。
クッション性のない硬いおもちゃ、ガムは使用しないようにしてください。
その他気をつけないといけないことや、ガムのデンタルケアとしての効果について注意点があるのですが、
何かご心配なことがありましたらお近くの動物病院でも結構ですのでご相談ください。
八千代市、船橋市の動物病院
はる動物病院
千葉県八千代市緑が丘西
1−15−2
047-406-5008
腫瘍科認定医 瀧口 晴嵩