小鳥の診察をする上で頻繁に行うそのう検査。
飼い主様ソースの情報では、
「そのう検査ができる獣医さんは小鳥のスーパードクター!!」なんて言われていますが、
決してそんなことはなく、実は最低限の必須技術です。
1分で終わります(麻酔なんてしませんよ)。
専用のゾンデという管をそのうまで入れて、生理食塩水を入れて、またそれを回収してきます。
管を確実にそのうに入れる必要があり、気管や胃に入れては大変なことになってしまいます。
消化されているか?
何を食べているか?
炎症はあるか?
細菌はいないか?
寄生虫はいないか?
評価すべきことはたくさんあります。
この子は4日間嘔吐(正確には吐出)しており、
トリコモナスという寄生虫が感染していました。
いわゆるメガバクテリア
(正式にはマクロラブタスという真菌です)
これもほっておくと命に関わりますが、そのう検査でないとわかりません。
カンジダもその類です。
またバードドックでも必須の健康診断項目です。
さらにこのテクニックを応用すると、
重篤な入院症例(鳥)に強制給餌や投薬をすることもできます。
八千代市、船橋市の動物病院
はる動物病院
千葉県八千代市緑が丘西
1−15−2
047-406-5008
腫瘍科認定医 瀧口 晴嵩