うさぎの子宮ガン

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うさぎの子宮ガン

セカンドオピニオンでいらした6歳のうさぎさん
未避妊メス

ずっと食欲いまいち
乳腺のしこりがある。
もう元気もないので手術は勧めない。と言われたとのことで、セカンドオピニオンでした。


明らかにお腹がポンポン
筋肉も痩せていて、毛球症では済まされないレベルです。

乳腺のしこりより気になったのはお腹の膨らみ。

よく調べてみると、実は血尿になっていました。

「子宮ガン」を強く疑いました。

他の記事でも述べたように、
4歳以上のうさぎさんの半数以上が子宮ガンです。

危険な手術ではありましたが、飼い主様にご了承いただき、うさぎさんに頑張ってもらい手術です。

大量の腹水が湯水のように抜けました。

なんと1Lの腹水が抜けました。。。

これだけで、
2.8kgのうさぎさんが、
1.8kgになってしまいました。

子宮ガンの転移は各所に認められました。

脾臓、胃、腹膜、後腹膜、肝臓、膀胱。。。

やっぱり子宮ガンでした。

かなり色も悪く、表面が脆弱です。

破かないように、出血させないように気をつけながら摘出してゆきます。

形もかなり悪く、
なんども穿孔を繰り返したのか、炎症が随所に認められます。

ちなみに、これが乳腺腫瘍です。

ちゃんとマージン(腫瘍の周りの余白)を取っておきます。

色々やって30分でお腹を閉めました。

高齢の状態の悪いうさぎさんですので、高速手術です。

麻酔から覚めた後は意外にも元気ですぐにご飯を食べだしました。

腹水が抜けて呼吸が楽になったことも関係しているかもしれません。

色々なブログのページで何度か啓蒙をしようと努力しているのですが、
①うさぎの食滞(過去に毛球症と呼ばれていました)はいまだに間違った治療がなされています。
②繰り返すor重症な食滞はほとんどの場合基礎疾患があります(子宮ガン、奥歯の不正咬合、腎不全etc)。
③子宮ガンは極めてポピュラーな病気であり、うさぎの避妊手術は犬猫のそれよりずっと必要性が高いです。

この子は癌性腹膜炎の管理をして久しぶりに元気に食べられるようになりましたが、
できれば子宮ガンにならない方がいいですよね。


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 腫瘍科認定医 瀧口 晴嵩