皮膚病の治療例

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皮膚病の治療例

前足が真っ赤か!!

首にも発赤があり、ひどいかゆみでした。

お腹、脇、、、

数年間そこらじゅうをずっと痒がっていたそうです。

診断をつけて治療した後です!

まだまだ1ヶ月ですが、かゆみは10%ほどとのこと。
赤みもかなり引いています。

後ろ足もひどかったですが、、

こんなに良くなり、毛も生えてきました。

足をハムハムするのもなくなったそうです。

この子は、
「アトピー性皮膚炎」
です。

アレルギーとは全く違います。
豚肉アレルギー?お米アレルギー?などと、アレルゲンの特定の血液検査をすることは問題の解決になりません。

全く別の病態なのです。

次は、
ずっと抗生剤で治療されていて、
皮膚がひどくただれてしまったと来院された症例です。

背中は厚いかさぶたに覆われ、その下はもう潰瘍の状態。。。

ひどいかゆみで食欲も落ちていました。

ちゃんと診断をつければ半月で治ります。

これから毛が生えてきますね!

口元も出血
痛みも伴っていたようです。

スッキリですね!

この子は、
「汎発性毛包虫症」
です。

適切な投薬ですぐに治ります。

こうなる前に、最初から診断をしっかりつけてあげたいところです。
かゆみは動物にとって極めてストレスフルです。


どんな病気もそうですが、
特に皮膚病はとにかく診断することにつきます。

ばい菌感染のこともあります(膿皮症)。
アトピーやアレルギーのこともあります。
ニキビダニやマラセチアが原因のこともあります。
そもそも皮膚自体の問題ではなく、全身疾患、ホルモンの病気のこともあります。

話はさらに複雑で、
アレルギー → 細菌感染 なんていうこともあるし、
アトピー → ニキビダニ → 細菌感染 ということも多いです。

見た目と症状、発生年齢、発生部位
全て極めて重要です!

皮膚の検査もとても大切です。

犬種。
これも最重要事項の1つに挙げられます。

トイプードルの本態性脂漏症
ヨーキーの多汗症
パグのフケ症
マルチーズのマラセチア症
柴犬のアトピー性皮膚炎
‥‥

列挙すればいとまがありませんが、これらは「病気」というより、彼らの皮膚の特性。です。

この体質を治すことはできません。
この体質を知っているか?
この体質の対策法を知っているか?
この体質に続発する皮膚病は何か?

を知っているか否かがポイントです。

診断が下れば、治療するわけですが、

ここでも気をつけるべきことが沢山あります。

同じ病気でも犬種によって(体質によって)マイナーチェンジが入りますし、
ご家庭事情
犬、猫の性格
費用
通院頻度
季節

様々なことを考慮し、うまく付き合ってゆく必要があります。

全てが完治できるわけではないですが、
治らなくても付き合ってゆく最善の方法は各々あります。

そして、完治できないならできないで、
その理由をちゃんと理路整然と説明できなければいけないのです。


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 腫瘍科認定医 瀧口 晴嵩