デグーの手術
11ヶ月のデグーさん
①しっぽが折れている(?)
②左ほほのできものができている
を主訴にいらっしゃいました。
①に関してはその通り、
事故によるもので、残念ながら断尾しかありませんが、それで痛みから解放されます。
②に関しては穿刺して中身を吸ってみると膿が出てきました。
やはり、「膿瘍」でした。
草食動物の顔周りのできものはだいたい歯(臼歯)に関連する膿瘍です。
まとめて手術しましょう!

麻酔をかけている様子です。
しっぽはこんな感じ。

折れた(糸状のものが巻きついた?)部分がくびれており、
本人も気にして痛そうにしていました。
尾椎(しっぽの骨)を露出して、靭帯を切断、
周囲の皮膚を縫い合わせます。

こんな感じ。
次に 膿瘍です。
膿瘍には必ず原因があって、吸引して抗生剤を飲ませても絶対に治りません。
ウサギと一緒です。

原因がわかりました。
奥の歯の不正咬合でした。
臼歯の不正咬合は、
上顎は外側に
下顎は内側に
とんがります。これもウサギと一緒ですね。
特にこの子の場合は上顎の臼歯がひどくとんがっていて頬に突き刺さり、
これが膿瘍の原因になっていました。
歯を削り、
膿瘍の手術もしました。
ちなみに、
だいたいこういう場合は、、、

やっぱり!
下顎の臼歯も不正咬合です。
これもとんがりを切って、手術終了。
膿瘍はこれで治りました。
これからは臼歯の不正咬合の処置を定期的にしなくてはいけません。
もちろん、これは無麻酔で行います。
小さな小さなデグーにだっていろんな病気があります。
一つ一つ真摯に向き合っていくと治せることも多いです。

八千代市、船橋市の動物病院
はる動物病院
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腫瘍科認定医 瀧口 晴嵩